top of page

将来の実家相続、本当に必要な対策って何!?

皆さんには「実家」はありますでしょうか!?


高齢者の持ち家率は約8割と言われていますので、多くの方の「実家」は持ち家ですね。


現在、ほとんどの子世代が独立して家を出る時代ですので、「実家」では親世代だけが暮らしています。


そんな「実家」の相続対策について解説します。

まず、第一に、

「うちの相続は実家くらいだから対策するほどのことではない!」

と言われる方もいらっしゃいます。


その根底には、相続対策は「相続税の節税対策」のことだ!という風潮があるからだと感じています。


つまり、うちは相続税がかかるほどの財産が無いから、対策なんてする必要はない!

と思っていらっしゃるのだと思います。


また、相続トラブルは資産家の家族で起こるものという認識もあるかもしれません。


ところが、司法統計のデータを見ると、「相続紛争の約75%が遺産の価額5,000万円以下」となっているように、

遺産の価額が低い方がトラブルは多いのが実態です。


なぜ、そのような状態なのか!?


相続トラブルの原因となり易いものが不動産です。


分けにくい不動産がトラブルの種となっています。


つまり、「我が家の相続財産は実家」が最もトラブルとなり易いわけです。


しかし、そういった家族は、前述したように「うちには対策なんて必要ない!」という意識です。


結果として、成り行きで相続が発生すると、当たり前のようにトラブルとなります。


現実は、そういった家族の子世代が顕在化してから(トラブルとなってから)相談に来られます。


その時点では、既に手の施しようのない状態となってしまっています。


他にもいろいろな事態が実家の相続には起こっています。


そうすると、「実家の相続」ではどのような対策を行えば良いのか!?


私の経験で言いますと、

家族によってしなければならない対策は千差万別です。


家族構成など、同じような条件に思えたとしても、選ぶべき選択は全く違うことがほとんどです。


遺言作成が正解ということではありません。


家族信託が万能薬ということでもありません。


最も大切なことは、正確な現状把握を行うことです。


広い視野で現状把握を正確に実施し、我が家の課題を全て洗い出して対策を検討することが重要です。


そして、キーポイントとなるのが不動産です。


課題の多くが不動産の中にあるからです。


つまり、不動産を中心に、遺産分割のみならず、その前後、そして将来を見据えて課題を洗い出し、

対策を練っていかなければ正確な対策はできないわけです。


では、その対策はどうやって進めるべきか!?


後悔しない選択のためには、「その道のプロ」に相談すると間違いはありません。


どのような「プロ」かというと、特定分野の専門家ではなく、総合対策が得意な「全体を設計」するプロです。


相談先を間違えないように充分ご注意ください。



Comments


最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
bottom of page