最近話題の「空き家」再生投資ってどうなの!?
近頃、Facebook広告等で、やたら目に付くようになってきた「空き家」再生投資。
興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、その実態と本当のところについて解説します。
セミナー等の広告で、
・年間利回り20%以上
・空き家再生投資はフルーオーシャン市場
・一度買ってしまえば、その後は不労所得
など、とても“おいしい”言葉が並びます。
果たして実際はどうなのでしょうか!?
ここで言われる「空き家」は、安く買える物件のことです。
つまり、郊外の不動産価値の低い「空き家」のことなのです。
空き家バンクなどに掲載されている『売却が困難な物件』ですね。
何故か。
不動産価値の高い、ニーズのある物件は、安く売る必要はありませんよね。
空き家再生投資というのは、売却や活用が困難な田舎の物件を安く買って、
賃貸するスキームです。
仕入れが安いので、もしも賃貸出来れば利回りが高くなるわけですね。
ここで問題が出てきます。
そもそも、売却や活用が困難な物件な訳ですから、賃貸ニーズがあるかどうかです。
私の知り合いにも、この事業をやっている人がいます。
それを踏まえて、私が思うこと。
空き家再生賃貸事業は、最もハードルが高い賃貸事業である。
情熱×物件見極めノウハウ×運営ノウハウ×労力×根気が揃わないと絶対に成功しない。
その知り合いはこう言います。
「そもそも、不動産投資と言っている人はダメですね。」
「これは大家業です。」
私もそう思います。
不動産投資ではなく、「大家業」という事業です。
確かに、上手くいけば、年間利回り20%以上は可能ですし、
まだまだ、ブルーオーシャン市場です。
しかし、不労所得では決して無いのです。
「苦労所得」です。
しかも、相当な「苦労所得」なのです。
そのため、本当に参入したいなら、
まずもって情熱と根気を持って取り組む『覚悟』が必要です。
そして、物件見極めノウハウと運営ノウハウを身につけるために、
正しいメンターについて、苦労することが必要です。
(ラーメン屋を開店するために、師匠のラーメン店で修業するのと同じ)
正しいメンターとは、物件を売って儲ける人達(事業者)ではなく、
貴方のために適正な情報(苦労やデメリット・リスク含め)を提供してくれる人のことです。
生涯の仕事にするつもりで参入する覚悟がある人は、ぜひ進めてみてください。
副業感覚で、楽して稼ぎたいとお考えの方は、事業者の甘い誘いに乗って
手を出すと、高い勉強賃を払うことになり、簡単に後悔することになります。
正しい見極めをしていただきたいものです。
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