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田舎の不動産を相続したら、直ちにすべきこととは!?

「田舎の実家など不動産を相続したが、どうすればいいだろうか!?」というご相談が多く寄せられます。


そのほとんどは相続した時期がずいぶん前だという方です。


相続して以来、ずっとそのままにしてきた(空き家だったり、自身では使わない)が、いよいよこの先のことが気になりだして相談に来られる方が多い印象です。


私は毎度、しっかりお話を伺い充分に情報をお聞きしてから課題の整理をさせていただいておりますが、実に手遅れとなっているケースが多いと感じます。


いつも、もっと早く相談していただけたら良かったのに、と心の中で思っています。


代表的なものは、田舎の実家を相続したが、遠方のためあまり管理が行き届かないまま放置し、老朽化してしまっているというものです。


想い出のある実家だから手放すことはしたくないが、自分達では使わない。とりあえずのつもりでそのままにしておいたらずいぶん時間が経過してしまい、知らぬ間に建物が傷んでしまっていた。


田舎の場合、建物が老朽化すると手の施しようがなくなることが多いものです。


その理由として、あえて田舎の不動産を購入する人は、古民家などの建物に魅力を感じるのであって、土地そのものには魅力を感じないので、老朽化してDIYでは追い付かない建物を望まず、更に解体して更地にしてしまうと誰も欲しがらなくなるからです。


では、どうすれば良いのか!?


ということで、田舎の不動産を相続したらすぐに行うべきことについて解説します。

ほんとの方が相続した後、いずれはなんとかしないといけないかもしれないが、「とりあえずそのままに!」とされる方が多いのではないでしょうか。


その判断が手遅れを生むのです。


時間は、あっという間に過ぎます。


気付いたときにはもう遅いのです。


そこで、相続したらすぐに実行していただきたいこと。


1.家族・親族の誰かが使わないか、改めて確認する。


相続しても自分では使わないという方が多いですが、ほんとうに家族(子世代や孫世代含め)は使わないのか、自分の兄妹姉妹やその子世代孫世代にも広げて使いたい親族が全くいないのかを、まずしっかり確認する作業をするべきです。


それを実行して、誰かが使うとなればそれでオーケーですね!


不動産は元来、使うことで価値が発生するものですから。


問題は、やっぱり誰も使わないと判明したときです。


2.貸すか手放すかを判断する。


誰も使わないことが判ったら、さっさと次のステップに進むことが重要です。


第3者に賃貸するのか、手放すのかを冷静に事務的に判定することです。


ただし、第3者に賃貸する際は、「とりあえず賃貸としておこう!」は必ず避けてください。


ただの問題の先送りにしか過ぎないので。


また、建物を賃貸する場合、借地借家法が適用されるため、充分な知識と覚悟をもって実行する必要があります。


なぜなら、借地借家法は借り手を保護することを重視した法律のため、貸した側には不利に働くためです。


貸主の様々な責任もかなり重くのしかかります。


そういった建物賃貸の「オーナー責任」を充分に認識した上で、手間をかけることも含め相当の覚悟をもって臨む必要があります。


「オーナー責任」は煩わしいということであれば、手放すという選択しかありません。


ここで私が言いたいことは、「放置をしない」ことが大切なのだということです。


まずは、親族の誰かが使わないかを改めて確認し、誰も使わないのであれば、さっさと貸すか手放すかを判断し即実行まで移すことが重要なのです。


「うちの実家は田舎だから難しいだろう」と考えて放置していても、状況は悪くなるばかりで、好転することはほぼ無い時代です。

「今」が最も良い結果となる可能性が高いのです。


そして、もし手放すと決めたら、徹底的に手を尽くすことが大切です。


「高く売ろう!」などと欲を出さず、気持ち的には「タダでもいいから引き取ってもらいたい!」(実際にタダは良くありませんが)という心構えで手を尽くせば、建物が老朽化さえしていなければ充分手放せる可能性はあります。


私は不動産屋ではありませんが、これまでに同様のケースを多くサポートさせていただいており、方法論・ノウハウを持ち合わせておりますので、お悩みの方はご相談をいただければお役に立てると思います。

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