親族が誰も使わない田舎の空き家実家はどうすべき!?
田舎に実家があり、現在は都会で暮らしている。
実家では両親だけが暮らしていたが、現在は空き家のままとなっている。
こういった方が増えています。
親が健在のうちは問題なかったが、相続が発生したら、
兄弟姉妹で実家を誰が相続するかで揉めたり、
その後どうするか悩むことになったり、
維持管理が負担となったりしています。
そういった方にとってどうすべきかについて解説します。
≪第1ステップ≫
まずは、本当に親族の誰も使わないのかを再度確認する必要があります。
≪第2ステップ≫
どれだけ確認しても、親族の誰も使わないことが確認できた場合、
一刻も早く手放すことを考えます。
(いつまでも所有すべきではありません。)
この場合のポイントは、欲を出さないこと。
つまり、高値で売ろうなどと考えないことが最大のポイントです。
その考え方としては、
この先、誰も使わない実家の維持管理コストをかけ続ける。
と
たとえタダでもいいから引き取ってもらって維持管理コストをゼロにする。
の比較です。
どちらがメリットがあるでしょうか!?
≪第3ステップ≫
手放す際の売り出し方法はインターネットを駆使します。
田舎暮らしを考えている人などの個人に直接物件を見てもらいます。
ここでの注意点は、
不動産業者(仲介業者)には相談しないことです。
理由としては、
不動産業者(仲介業者)の収益源は「仲介手数料」です。
売却する物件の価格が低いと儲からないのです。
そのため、起こり得ることは、
・相談しても対応してもらえない(依頼して以降、音沙汰無しなど)
・高値で売り出すことになり、いつまで経っても購入者が決まらない
もちろん、全ての業者がそうとは限りませんが、
収益源から見た傾向としてはそうなりがちです。
ではどうするか!?
行政が運営している空き家バンクを利用するなどです。
その場合、行政に直接相談しましょう。
他にも適したサイトがいくつかあります。
≪価格面での注意点≫
先程「たとえタダでもいから」とお話しましたが、
実際のところは、タダは避けましょう。
いくらかの値段をちゃんと設定すべきです。
理由は、
タダでの取引はトラブルとなる可能性が高くなるためです。
・タダの場合、購入希望者の意識が低くなる
・タダの場合、完全個人間売買となり易く契約に不備が生じ易い
ということが考えられます。
そのため、
・値段はちゃんと設定する
・購入者探しはネットを利用するが、購入者が決まったら、
いくらかの報酬を払って仲介業者に介入してもらう
ということも重要なポイントになります。
該当する方は先送りとせず、
すぐに行動に移していただくことをお勧めします。
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