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不動産一括査定サイトの落とし穴とは!?

現在、いろいろな一括見積りサイトがあります。


・自動車一括見積り

・引越し一括見積り

・解体工事一括見積り

・リフォーム一括見積り

・保険一括見積り     などなど


本当に便利な時代になりました。


私も、上記の内、いくつかを利用させていただいたことがあります。


しかし、「不動産の一括査定」は、上記の一括見積りサイトとは、

全く性質が異なります。

何が違うかお気づきになりますでしょうか!?


そうです、「見積り」と「査定」の言葉が違いますね。


まず、一括見積りサイトの「見積り」というのは、

登録業者が、実際に買い取る金額、

あるいは、提供するサービスの価格を提示するというものです。


ということは、出てきた価格がそのまま契約金額となるということです。


一方、不動産仲介会社の出す「査定」金額は、

相場、取引事例などを参考に提示する『目安金額』です。


つまり、「査定」を提示する不動産仲介会社が買うわけではなく、

実際に価格を決めるのは、購入者となります。


ということは、不動産仲介会社が提示する「査定」の金額と、

実際に購入者が契約する金額とはイコールとはならないということです。


その点が全く「見積り」と「査定」の異なるポイントです。


不動産仲介会社が「査定」を提示する目的は何かというと、

「媒介契約」を取るためです。

つまり、売却を任せてもらうために「査定」を提示します。


本当によくある話ですが、

「媒介契約」を取るために、高い「査定」金額を提示し、

実際に売却活動してみると、その金額では購入者が現れず、

結局、かなり安い金額で売買が成立し、

購入者と不動産仲介会社がトラブルになった。というもの。


不動産仲介は、そのトラブルが多いものです。


不動産一括査定サイトで、最も高い金額を提示した不動産仲介会社に

売却を依頼したところ、いつまでも売れず、

結果的に、最も安く提示した会社の金額でしか売れなかった。

売り手としては、見込みが外れてしまう。

ということになりかねないので、注意をいただいたいものです。


不動産の価格を決めるのは、「購入者」です。

そのため、「査定」の金額をあまり信用しない方が、

良い結果に繋がることが多いように感じます。


不動産仲介を依頼するときのポイントは、しっかり売却をサポートしてくれる

信頼おける不動産仲介会社(人で選ぶ)に頼むことです。


そういう意味では、

便利な「一括見積り」サイトは活用しても、

不動産の売却に関しては、「一括査定」ではなく、信頼のおける専門家に相談し、

最適な業者を紹介してもらうことが、最善の策なのです。

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