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我が家の不動産は本当に財産か!?

9月9日
読了時間: 3分
よく不動産会社や住宅メーカーが、「大切な財産(不動産)を守る方法!」などと情報発信しているのを目にします。

土地を多く所有する、いわゆる地主さん達は、こういった情報に反応されることでしょう。

しかし、私は少し違った見方をしています。

私は普段、地主さんに問いかけています。

「あなたの所有する不動産は本当に財産ですか!?」と。

今回は、この考え方の理由について解説いたします。
私のところにご相談に来られる方に、子世代が負担を抱えて困っておられる方が結構おられます。

その負担とは何かというと、不動産の維持管理に困っているというものです。

「売ろうにも売れない、ところが不動産は維持にコストも手間もかかるので何とかしたいが、何か方法はないだろうか!?」というご相談です。

一方、特に昭和一桁生まれの方~団塊世代の方までで多い意識は、いわゆる「土地神話」で『不動産は財産である!』という信じ込みです。

当時は高度経済成長時代で、人口も爆発的に増加していたので、その考え方は間違っていませんでした。

要するに、その考え方を今でも変わらず持ち続けている訳です。

「先祖代々の土地を守っていく!」「家を継ぐ」という言葉はまさにその発想です。

ところが、現在は人口減少時代に入っていますね。

この先は益々人口は減少し、いずれ現在の7割を切ることになるとも言われています。

しかも、年間70万戸の余剰住宅が増え続けています。

いわゆる「空き家問題」が加速している現代では、同じ感覚は通用しなくなりました。

その結果、親からの土地神話意識による「うちの不動産を守っていってほしい!」という呪縛から逃れられずに不動産の維持管理負担を背負い困っている子世代が増加しているわけです。

そこで、皆さんにお願いしたいことは、「本当に我が家の不動産は財産なのか!?」を冷静に分析していただきたいのです。

例えば、人気主要駅から徒歩10分圏内とか、人口集中都市の繁華街にあるとかなら問題ないかと思いますが、一般の住宅地にある不動産は見極めが重要な時代になっています。

もっと言うと、郊外の住宅地や農家住宅と呼ばれる市街化調整区域内で農業権利者の自宅などは、もう既に手放すことが難しい地域も増えてきています。

この分析には不動産の知識も必要ですし、マーケット分析能力が必要なので、ご自分では難しい場合は少しコストを支払ってプロに依頼することをお勧めします。

プロといっても「仲介業者」(不動産屋)は専門外なので要注意です。

えっ?不動産のプロは不動産屋じゃないの!?と思われる方もいらっしゃるでしょう。

「仲介業者」(不動産屋)は“売る・買う”と“貸す・借りる”の専門家(業務)であって、不動産のポテンシャルを分析する専門家ではないからです。

また、アパート建築を行う住宅メーカーなどの建築業者も適切な相談先とは言えません。

相談すると、「貴方の不動産はアパート経営に向いていますから、ぜひアパートを建てましょう!」と言いたくなるのが住宅メーカー営業マンの心情です。

要は、"売る・買う”や"貸す・借りる”を目的としている専門家、または"建ててもらう”ことを目的としている専門家に相談しても、本来の主旨である「あなたの不動産は財産なのか!?」を適切に診断してくれることは無い訳です。
(売る・貸すか、建てるという判断に誘導されることも少なくありません。)

相談先は、必ず「あなたの不動産は財産なのか!?」を診断することが業務という専門家に有料で相談することが大切です。

ぜひとも、今後の不動産価値低下リスクに巻き込まれてしまう前に適正を診断し、早い段階での見極め行動をしていただけたらと願っております。

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