top of page

税理士って相続の専門家なの!?

5 時間前
読了時間: 3分
ご相談者の中に「相続のことは、付き合いのある税理士さんに相談するから大丈夫!」とおっしゃる方が頻繁におられます。

おそらく、税理士は相続の専門家と思っていらっしゃる訳です。

では、本当に税理士は相続の専門家なのでしょうか!?

詳しく解説させていただきます。
まず、当然ながら、税理士は税の専門家です。

相続で関わるとすれば、相続税の申告と納税です。

そして、相続発生の前段階では、贈与税の申告と納税となります。

では、相続でいうと、相続税や贈与税以外のことに関わるかというと、それはNOです。

税金の専門家ですので、「税」以外のことには関わらない(関われない)のが通常です。

次に、税理士の全てが相続税や贈与税に詳しいものなのでしょうか!?

税理士資格を取得する際、科目を選択して受験するそうですが、相続税法を選択している人は、全科目のうち、約4%台~5%なのだそうです。

つまり、税理士資格者のうち、95%前後の人は、資格取得時に相続税法を学んでいないということが判ります。

次に、税理士資格者の現在の人数が全国で約82000人だそうです。

年間で相続税の申告&納税件数が約167000件ということを考えると、税理士資格者1人あたり2件となります。

しかしながら、相続税専門税理士もいらっしゃいますので、実際のところは、年間に1件も相続税の申告&納税を行わない税理士もたくさんおられるということだと思います。

つまり、
①相続における税理士の担当分野は相続税と贈与税の「相続税法」のみ
②税理士は資格取得の際に95%程度の人は相続税法を選択していない(知識が無い)
③現実に多くの税理士が相続税の申告&納税を行っていない

ということを考えると、ほとんどの税理士は「相続税・贈与税」について疎いと言えることが分かります。

では、どうして多くのご相談者が「相続のことは付き合いのある税理士に相談する!」と言うのか!?

恐ろしいことに、それはあくまでもイメージに過ぎません。

「税理士は相続のことに詳しい筈だ!」という思い込みなのです。

これは、相談する側にとっても税理士にとっても不幸な話だと感じます。

何故なら、いつも「先生、先生」と言われている人(仮に税理士)は、「私は出来ません!」とは答え辛いのが心情というものなので、不得意なことでも無理にでも受けてしまうことがあるからです。

もちろん、不得意な人が無理に受けて良い結果を生む可能性は限りなく低いことは言うまでもありません。

「相続税法」のみについても上記の通りなので、分野・範囲が多岐に渡る「相続」全般に詳しい筈がありません。

そのため、「相続のことは付き合いのある税理士に相談!」は、間違った選択をしてしまう代表事例と言えます。

実は、このように「相続」というテーマには、一般的に信じられていることと実態がまるで違うことがとても多いのが現状なので、皆様には充分に気を付けていただきたいと願うばかりです。

コメント


最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
bottom of page