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空き家となった実家、活用法の選択肢は!?

核家族の現代、実家には誰も戻らず空き家となる家族がとても多いですね。


その際、大きく分けて、


 1.残しておきたい(あるいは、残しておかないといけない)


 2.手放してしまう


の2択ですね。


それぞれについて、どのような選択肢があるのかを解説いたします。

1.残したおきたい(残しておかないといけない)


  (1)いずれ家族が住む、または使う

     

     将来、子供が住むか、お店などへの活用変更を家族の誰かが行い活用する。


  (2)賃貸する


    ①普通借家契約
      
      いわゆる、通常の賃貸です。
      居住用として貸し、2年ごとに更新します。

      デメリット : 入居者の立ち退きが難しい

    ②定期借家契約

      一定期間を設定し、契約の更新のない借家契約です。
      期間満了時は、必ず契約が終了しますので、立ち退きが容易です。

      最近では、居住用のニーズだけでなく、
      カフェ経営や事務所利用のニーズを対象とする場合もあります。

      デメリット : 入居者が決まりにくい、または、賃料がかなり下がる。

    ③一時使用貸借契約

      借家契約ではなく、短期間だけ使ってもらう契約です。
      主に建替えする人向けの仮住まいとして貸すわけです。

      デメリット : 建替えエリアでしかニーズが無い


     賃貸する場合の注意事項として、
     賃貸はオーナー責任が重いこと、
     修繕費もかかるため事業性が成り立つかどうかの見極めが最重要です。

     間違っても「とりあえず賃貸にしておこう!」と軽い気持ちで賃貸しないこと。
     後悔の元になります。

2.手放してしまう


  (1)都市部

   

     不動産マーケットが成立している立地で、

     接道要件、敷地規模、敷地形状、高低差など

     建築条件などに不利な要素がなければ売却は難しくありません。

     (もちろん、無理な金額で売ろうとしなければですが。)


     ただし、購入者のほとんどは新築目的のため、

     古家は解体する必要があると思った方が良いです。

     建物がある状態(中古住宅)では、売却に不利になる場合の方が多いです。


     昭和56年以前に建てられた建物であれば、

     譲渡所得税の軽減措置が受けられるので、

     相続してから3年以内(の年末まで)に売却するとメリットがあります。


  (2)田舎


     不動産マーケット上、厳しいエリア。

     

     この場合は、下手に建物を解体しない方が得策です。


     田舎への移住者をターゲットに、

     建物の魅力、環境の魅力などを武器に売却できる場合があります。

   

     その際は、空き家バンクなどインターネットを駆使することが賢明です。


     下手に建物を解体すると誰も欲しがらない可能性があります。


     注意事項としては、高く売ろうとしないこと。


     今後の維持管理費や管理の労力を考えたら、

     引き取ってもらえるだけありがたいというくらいがちょうどいいのです。


実家が空き家となった場合、

上記を参考にしていただき、

しっかり検討の上、選択いただくようお願いします。

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